日本の国華産業の商船が攻撃されたとして話題になっています。
メタノールを運んでいたタンカーが、何かの飛来物によって外壁の海面より上の部分が損傷しています。

国華産業のタンカーが攻撃を受けたホルムズ海峡とはどんな場所なのでしょうか?
ホルムズ海峡の特徴と日本への影響について解説していきます!

 

・被害にあったタンカーの画像

 

 

ホルムズ海峡の場所はどこ?

ホルムズ海峡は、ペルシア湾とオマーン湾を結び、ペルシア湾からインド洋方面への出口を作っている海峡のことをさします。

場所的にはこの辺りです。

ホルムズ海峡の場所はどこ?ホルムズ海峡閉鎖に伴う日本への影響は?

めちゃめちゃ入り組んでいますね。
最も狭い場所は、30kmしかないと言われています。

 

ホルムズ海峡は日本から1万千kmほど離れているのですが、ホルムズ海峡がこれだけ問題になるのは石油を輸入するときにタンカーが通過する海路だからです。

 

特に日本は原油やガスを輸入に頼っているので、ホルムズ海峡が閉鎖されると非常に厄介なことになります。

 

 

ホルムズ海峡閉鎖に伴う日本への影響は?

ホルムズ海峡で国華産業のタンカーが攻撃されたことで、日本と中東に緊張感が走っています。

日本としては、ホルムズ海峡あたりで騒ぎになるのは非常に困ることになるでしょう。
もし、ホルムズ海峡が中東によって閉鎖されてしまったら日本のエネルギー産業は大きなダメージを受けることになります。

ホルムズ海峡は石油タンカーの通り道となっており、日本の輸入原油の7〜8割・ガスに関しては3割がこの海路を通過してくると言われています。

 

もしホルムズ海峡が閉鎖してしまい7〜8割の原油がストップしてしまうと、軽めのオイルショックなどが起こるかもしれません...

 

この問題に対して国はどのように考えているのでしょうか?
衆議院に対して、原油についての答弁があったので掲載しておきます。

【質問】
原子力行政が国民の信頼を失い、定期点検に入った原発の再稼働が困難になる中、イランの核開発問題をめぐってホルムズ海峡が封鎖される可能性がある。ホルムズ海峡が封鎖された場合、日本のエネルギー供給にどのような影響があると政府は考えているか。封鎖後およそ何日目でどのような影響が出るか、政府の検討の結果を時系列的に述べよ。

 

【回答】
御指摘の「封鎖」の意味するところが必ずしも明らかではないが、我が国が輸入する原油及び石油ガスの八割以上、天然ガスの約二割がホルムズ海峡を経由して輸送されていることから、同海峡の航行の安全は、我が国におけるエネルギーの安定供給の確保にとって極めて重要であると認識している。このため、一般論としては、同海峡を経由したエネルギー資源の輸入ができなくなる事態が生じた場合は、我が国への原油、石油ガス及び天然ガスの供給が減少するなどにより、我が国におけるエネルギーの供給に大きな影響を与える可能性があるが、かかる事態が生じた際の各エネルギー資源の備蓄の状況や需給の状況によって、影響が生ずるタイミング等が異なると考えられるため、お尋ねについて一概にお答えすることは困難である。

引用:衆議院答弁情報

 

となっています。

ざっくりとまとめると、ホルムズ海峡が閉鎖されてしまったら輸入原油の7〜8割を頼っている日本は非常に厳しい立場におかれてしまう。
ただ、実際にそうなったときの原油などのエネルギー状態によって対応は変わるので、一概には答えられないとのことです。

全く回答にはなっていないようです...

 

ホルムズ海峡が閉鎖された時の国の対策は?

もし、ホルムズ海峡が閉鎖された場合、国はどのような対応をするのでしょうか?

こちらも衆議院情報に答弁があったので掲載しておきます。

 

【質問】
ホルムズ海峡が現実に封鎖された場合、政府は、国内のエネルギー需要をどのように抑制するつもりか。封鎖直後および封鎖後何日目にどのようなエネルギー需要抑制策を国民に対して求めるつもりか、現在の政府の計画を時系列的に述べよ。

【回答】
御指摘の「封鎖」の意味するところが必ずしも明らかではないが、ホルムズ海峡を経由したエネルギー資源の輸入ができなくなる事態が生じた場合は、国民に対し省エネルギーの要請を行うなど、過去の石油危機の際の対応状況を参考にしつつ、我が国の各エネルギー資源の需給状況に鑑み、需要抑制等について適切な措置を講ずることとしている。

引用:衆議院答弁情報

 

ざっくりとまとめると、東日本大震災の時のように節電を国民に対して要求していきます。という感じですね。
原油の7〜8割を失ったとして、現在の貯蔵量でとの程度までインフレを保つことができるのでしょうか?

 

ホルムズ海峡の閉鎖を想定して国が行ってきた対策は?

さらに、突っ込んだ質問として、国内で現在までに行われてきたエネルギー需給をコントロールするために国はどんな対策をしたのか?という質問です。

 

【質問】
原子力行政が国民の信頼を失い、原発の再稼働が難しくなる中でホルムズ海峡が封鎖される可能性が生じてから今日までの間に、万が一、ホルムズ海峡が封鎖された場合に、国内のエネルギー需給をバランスさせるために政府がとってきた具体的な対策を一つ一つ述べよ。また、その対策の目的と効果を述べよ。

【回答】
御指摘の「ホルムズ海峡が封鎖される可能性が生じてから今日までの間」の意味するところが必ずしも明らかではないが、我が国への原油や石油ガスの供給が不足する事態に備え、従来から、石油の備蓄の確保等に関する法律(昭和五十年法律第九十六号)に基づき原油や石油ガス等の備蓄を行っている。また、エネルギー資源の大部分を輸入に依存する我が国にとって、エネルギーの安定供給は必要不可欠であることから、従来から、原油、石油ガス及び天然ガスの生産国に対して、当該国の要望を踏まえた投資促進、技術協力等を行い、良好な関係を構築すべく努めている。

引用:衆議院答弁情報

 

ざっくりまとめると、以前から石油や原油は法律に基づいて十分な量を備蓄しているそうです。
また、輸入に頼っているという性質上、各国に対して投資や技術協力を行うことで良好な関係性を築いているとのことです。

 

直接的で具体的な対策というよりも、そのような事態にならないように事前対応に力を入れているという回答になっていると考えられますね!

確かに、海峡が閉鎖されたときの対策も大事ですが、衆議院からの回答にあったように事前対応をしておくことは非常に重要です。

 

他の例で言えば、消防士にとっては消火活動よりも、防災訓練や国民に火災の予防を訴えかける活動をする方が重要なのと同じですね。

 

 

ホルムズ海峡での襲撃に世間の声は?

 

 

ホルムズ海峡の場所はどこ?ホルムズ海峡閉鎖に伴う日本への影響は?のまとめ

ホルムズ海峡の場所や閉鎖に伴う日本への影響について解説してきました。

ホルムズ海峡は、日本のエネルギー源にとっては非常に重要な場所であることが分かったと思います。

 

改めて輸入石油の7〜8割はホルムズ海峡を通過しているリスクを感じましたね。

 

中東とは仲良くしたいものです。
というか、石油以外のエネルギー源を早く確立しないと日本も危ないです...