奨学金詐欺?保証人の支払い義務を説明せず全額請求!今後の対応は?

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日本の多くの学生が利用している奨学金。
奨学金と聞くとかなり身近なイメージがありますが、学生の頃に奨学金についての話を聞きに行った時、ややこしい制度だな。と感じたことを思い出しました。

そんな、ちょっとややこしいと感じてしまう制度がゆえに、情報格差が生まれてしまったという問題です。
日本学生支援機構による説明不足が招いた奨学金詐欺?や今後の対応について詳しくまとめていきます!

奨学金で詐欺?

日本の学生の50%以上が、日本学生支援機構の奨学金制度を利用していると言われていますが、その奨学金で情報格差を利用した詐欺まがいの事件が起こっていました。

日本学生支援機構は、半分しか支払い義務のない保証人に対して、奨学金の全額請求をしていたのです!

大学生が社会人になった途端に借金を背負うシステムである、この奨学金制度ですが『知っている人と知らない人』では大きな格差が生まれていたことが浮き彫りになりました。

日本学生支援機構の回収方法に問題?

日本学生支援機構では通常の借金の場合と同様に、奨学金を貸与する際に借りた本人が返せない場合に備えて、2つの保証制度を導入しています。

・人的保証
:連帯保証人1人(父親か母親)と保証人(4親等以内の親族)の計2人が返済義務を負う保証制度
・機関保証
:借りた本人が保証機関に一定の保証料を支払い返せない時に一時的に肩代わりしてもらう保証制度

最近では、奨学金を借りている人の半分近くが機関保証を選んでいますが、426万人いると言われている返還者全体でみると7割近くが人的保証を利用しています。

今回問題となったのは、この人的保証に関するもので情報格差を突いた詐欺ではないか?という意見も出ています。

法務省によると、人的保証の場合は連帯保証人は本人と同額の支払い義務を負いますが、保証人(4親等以内の親族)の支払い責任は借りた額の1/2となるのです!
これを民法では『分別の利益』と呼びます。

要は、本人が奨学金を100万借りて返せなくなった場合、連帯保証人は100万円を返す責任を負っていますが、保証人には50万までしか支払いの責任はないということです。

今回の事件では、この保証人に対して”支払いの義務は1/2”であることを伝えなかったため問題となっています。

知らなかった保証人は、多く払っていたというわけです!

この制度を知っていた保証人は1/2だけ支払い、知らなかった保証人は全額を支払っていると言うことですね。

まさに情報格差!!!

知らない方が悪い!と言われればそれまでですが、一言教えてくれれば済む話ではないでしょうか?

普通、分別の利益なんて知らないよ!笑

不正に請求した総額や人数は?

日本学生支援機構が保証人は支払いの義務が1/2であると知らせないで全額請求をした人数は、8年間で825人に上るといいます!

奨学金ですので、一人が借りている額も当然大きいです。

なんと、8年間で825人に全額請求した総額は約13億円だそうです!

そのうち、9割以上が裁判などを経て応じたそうです。
分別の利益を知っていれば、保証人が支払った額は半分で済んだのに・・・

分別の利益には応じている?

日本学生支援機では、保証人から分別の利益を主張された場合には減給に応じていると主張しています。

この回収方法について、法制審議会では「全額払うよう求めること自体は違法ではないが、一般的に法知識がない保証人に分別の利益を伝えないまま全額回収するのは妥当ではない。公的機関として社会的責任を問われるだろう」と指摘しています。

日本学生支援機構には、より丁寧でわかりやすい説明が求められますね!

日本学生機構の今後の対応は?

日本学生支援機構としては、分別を利益を伝えずに全額請求することに対して、「法的には問題ない。奨学金の原資は税金で全額回収する責任がある。保証人から言われれば分別の利益を適用している」と話しています。

なぜ、全員に分別の利益について伝えないのかというと、毎年25万人に対し人的保証を選んでいるため膨大な時間がかかるからだそうです…?

手紙やメールで”分別の利益”についてお知らせすれば済む話ではないでしょうか?

今後の対応としては、もう少し丁寧に分別の利益について保証人に伝えることは大きな改善点だと考えているそうです。

そして、このような件が起こらないように、人的保証を廃止し機関保証に一本化していこうとも考えているとのことです!

世間の声は?

まとめ

日本学生支援機構の奨学金で詐欺?が発生!についてまとめてきましが。

詐欺というよりも情報格差による不利益といった印象を受けますね。
日本学生支援機構が保証人に対して、『分別の利益』を説明していないので意図して全額請求している可能性も考えられますし、世間からそう思われるのは仕方がないでしょう。

そもそもは、奨学金を返せなかった本人と連帯保証人が悪いのです!
その尻拭いをさせられている保証人が、情報格差により不利益を被るというのは悲しい事件ですね・・・

奨学金制度自体が、社会人になった瞬間から借金に苦しめられるので少し前から問題にはなっていましたが、こんなところにも問題があったのですね!

もし、周囲に保証人になっている人がいたら『分別の利益』について教えてあげてください。

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