鹿児島の病院でアシネトバクターの院内感染が発生し患者8名が死亡した。どんな対策が必要なのか?

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最強の多剤耐性菌の1つアシネトバクター

この多剤耐性菌であるアシネトバクターが見つかったのは
鹿児島大病院だ

鹿児島大病院は、この件に関して8/3記者会見にて発表する予定だ!

この院内感染では入院患者のうち8名が感染し命を落とした

アシネトバクターとはそれほど危険な菌だ。
多剤耐性菌と言えば、一切の抗生物質が聞かない細菌である。

実はアシネトバクターは、土壌や河川などの自然界に広く分布している。
乾燥した環境下でも長期間生存可能で、病院環境にも生息しており、健常人や入院患者の皮膚からも検出されるほど身近な存在だ

アシネトバクターは、菌の増殖を薬で抑えることが難しく、治療が困難とされる。
免疫力が弱っている場合では、感染症を引き起こす可能性がある。

院内感染の例では、今回の鹿児島大病院で患者8名死亡、2008~2009年にかけて福岡大病院(福岡市)で患者4人が死亡、2009~2010年には東京都板橋区の帝京大病院で35人が死亡した例がある。

細菌と人間のいたちごっこ

医療業界としては、性急に抗生物質の開発を希望する声が上がっている。

しかし、この多剤耐性菌だが薬学の世界では昔から”いたちごっこ”であると言われている。

細菌vs抗生物質(人間)

人間が、ウイルスや細菌に対して抵抗力のある薬を開発し(抗生物質)、細菌を殺すことで
どんどん細菌側が、その抗生物質に対抗して強くなってしまっているという現状だ。

人間の技術が進歩するたびに、細菌の強さも上がっている。
人間が多剤耐性菌を作っているといっても過言ではない。

近いイメージとしては、
ゴキブリ退治のスプレーが年々効かなくなってくるのと同じような感覚だ。

どんな生物も生存のために、その環境に適応するように変化するのだ!

もし、最初の抗生物質であるペニシリンが生まれていなかったら、
人間はもっと感染症で亡くなっていただろうが、現在のように多剤耐性菌はこんなにも生まれてはないだろう。

どんな病気にも、毎回抗生物質を処方されていたら、人間の抵抗力は低下し細菌の耐性力は向上していく。

つまり、悪循環だ!

やはり感じるのは、全ての面にメリットとデメリットがあるということだ。

耐性菌に対する取り組み

昔から、抗生物質などの抗菌薬の使用量の重要性が叫ばれており、日本でも2017年6月に「抗微生物薬適正使用の手引き」が作成され
抗生物質のガイドラインが一応定まっている。
臨床医は、薬を出す際にこのガイドラインに従っているはずだ・・・

重要なことは、どこにでも存在しているアシネトバクターに感染しないように、一人一人が予防をする意識を持っていることだ!

多剤耐性菌の予防って大変そう?

そんな強力な菌の予防は大変そうなイメージだが、非常に簡単だ!

『手洗い』『うがい』をしよう!

これだけ?と感じるかもしれないが僕たちの手はそれほど汚れているのだ。

地下鉄やバス、トイレで手を洗わない人もいる。
そんな人が触った手すりやつり革を触れば、容易に細菌やウイルスは自分の手に付着する。

気持ちいいものではないですよね笑

まずは、一人一人が『手洗い』をどれだけ意識できるか?が重要なのだ!

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